私は高校生の時から、「実験」と「研究」という言葉に興味があり、この大学の応用化学コースに入学しました。研究室に配属されるまでの3年間に化学の「基礎」や「現状」を学び、環境問題にかかわる研究も取り扱う、化学工学研究室への配属を希望しました。研究室では、再生可能エネルギーであるバイオエタノールについての研究を行っております。当研究室では国内外の学会への発表を積極的に行っており、大学院2年生の時にはチェコの学会で英語にて発表しました。学部4年生の人たちが3人も学会参加を決意してくれて、4人での海外学会となりました。現地では発表はもちろん、学部4年生も現地の方々と英語でコミュニケ-ションをとったり、おいしい食事や文化に触れたりと私自身含めてとても良い経験になりました。

受験生の皆さんのなかには、何がしたいか決まっている人もいれば、なんとなく大学には行っておこうかなと思っている人もいると思います。そんな皆さんへの私からのアドバイスとしては、「チャンス」に積極的に飛びついてください。大学生活では様々なところにチャンスが隠れています。日常生活にもありますし、教授から突然「やってみない?」と声がかかることもあると思います。そんな時、「はい!やってみたいです。」と言ってチャンスに飛びついてみることで、貴重な経験や、思いにもよらない出会いをすることができると思います。私は大学院で専門知識のみならず、出会いや経験から学び、自信をもって社会に飛び立つことができるなと感じております。

宮下さん 修士2年(2024年8月のプラハで開催された国際学会での発表時)
中山研究室の4年生と宮下さん