応用化学コースでは、化学系および関連する製造業やプラント建設業等における、開発・製造・管理の業務や、環境対策の中核を担うべき実践的技術者とその教育者の育成を目標としています。入学段階での化学の修得状況によらず、化学に関わる仕事に従事する意欲のある学生に、実践的技術者として活躍するために必要な知識・技術を伝えることが本コースの責務であると考えています。応用化学コースでは自身の関心に応じて実践的知識を学ぶために以下の分野のカリキュラムを用意しています。

材料・エネルギー分野:
プラスチック、セラミックスや半導体など生活を支える多様な材料の合成・評価や実生活に密接に関連した化学エネルギーと電気エネルギーの相互変換である蓄電技術を学びます。

環境・食品分野:
人間が暮らしやすい環境保全のための技術やシステムを学びます。さらに、食品・医薬品・化粧品などの製造・開発で大切な知識を学びます。

特徴的な講義の紹介

「環境資源化学」(3年生・春学期)

※2025年度より「化学技術開発論」名称変更予定

「環境資源化学」では、プラントエンジニアリング、タイヤ・ゴム、化粧品、食品、環境分析など多彩な分野の専門家を招き、環境問題と資源の有効利用を学びます。現場での実践的な知識を通じて、環境分野でのキャリア形成に役立つスキルを習得できる魅力的な講義です。